治療コンセプト

『自分が患者なら行ってほしい治療をする』
これが当院の治療コンセプトです。

また、『いかに残すか』を考えます。
・歯を抜くか抜かないか、を比較したら抜かない方が良いにこしたことありません。
・神経を抜くか抜かないかを比較したら抜かない方が良いにこしたことありません。
・歯を削るか削らないか、を比較したら削らない方が良いにこしたことありません。
そう、残せるものは残すべきだと考えます。

しかし、『使いものにならない歯を残すことによって大事な歯を悪くしてしまう』場合もありますし、『歯を削る量を少なくしたために、歯が割れてしまう』こともあります。 また,不必要な歯を残すことにより,隣の大事な歯をむし歯にしてしまうこともあります。 つまり、無理に残すことにより、歯の寿命を縮めることもあるわけです。

その場しのぎの処置ではなく、5年先、10年先にこの歯はどうなっているのだろう、ということを考え、長期的な目で診断し、患者様にご説明納得の上、治療していきたいと思っています。 できるだけ丁寧に説明させていただきたく思っていますので、お時間がかかる場合がありますがご理解のほどよろしくお願いします。


痛みのない治療・痛みのある治療 時間のかかる治療・かからない治療
患者様にとって、歯医者とは、“怖い、痛い、”というイメージがつきまとうものだと思います。
ですから当院では注射をする際には、細い針を使用し、麻酔の液を体温に近い温度にするなどの配慮をしております。
このように、全ての治療において、痛みを“減らす”努力をしています。

歯科治療において、患者様は、はやく終わる治療を希望されます。
そのために、いろんな術式、機械、薬剤を駆使してできるだけ早く終われるように努力しています。

ところで皆様は、『あの歯科医院はどう?痛くない?はやく終わる?』という会話を耳にしたことはありませんか。 つまり、痛くなく早く終わるのがいい歯医者とお思いではないでしょうか。 確かに、痛くなく早く終わるのは我々の求めるところです。 ところが、神経を抜いたあとの根っこの奥の治療などは、直接見えない細かい治療のため、どうしても時間がかかります。
また、根っこの先をつついてしまうため、痛みが伴ってしまう場合があります。 我々は患者様に痛みを与えたいわけではありませんし、時間をかけたいわけでもありませんが、よりよい治療を目指すと、痛みを与えたり時間がかかったりしてしまうことがありますので、ご理解お願いしたいと思います。

最近、よく、無痛治療という言葉を耳にします。 痛みのない治療はすばらしいと思います。
しかし、少しの痛みをなくすために、どんな処置においても多量の麻酔を使うというのは、避けたいと思います。
例えば小さな虫歯を削る時、患者様の『痛みがでないように』というご希望をかなえるために麻酔を行い、その結果“削る痛みよりも麻酔の注射の方が痛かった”、ということがあります。
また、『歯の痛みを我慢してでも注射はキライです』とおっしゃる方もおられますし、麻酔が体にあたえる影響を考え、歯の痛みを我慢してでも麻酔を拒まれる患者様もおられます。 実際、麻酔は痛みとともに感覚までマヒしますので、細かい調整などができない場合もあります。

このようにメリットとデメリットが混在します。

できるだけ患者様に痛みを与えないように配慮した上で,患者様のご希望に沿う、患者様に一番いいと思われる方法を選んで診療するように心がけています。


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