●インプラント -Implant-

歯がなくなってしまった時の治療方法はいくつかあります。
一つ目は、ブリッジです。ブリッジという名前の通り、前後の歯を削って橋桁とし、無くなった歯を橋掛けすることにより治す方法です。取り外しをする必要がなく、自然な咬み心地を得ることができます。しかし、両隣の歯を削らなければならないという欠点があります。
二つ目は、入れ歯です。入れ歯は両隣の歯を削る必要がありませんが、違和感があり、どうしてもわずらわしいものとなります。

そこで、インプラントという治療方法があります。
写真天然の歯の構造は、見えている歯があり、その下に歯の根があります。歯の根の部分は顎の骨の中にうまっています。
インプラントは同じ構造を人工的に造ったもので、顎の骨に人工の歯の根を埋め込みます。その上に、被せ物と同じ要領で歯をかぶせます。
インプラントは、歯を失った部分のみの処置となります。ですから、隣の歯を削ったり、不自然に大きな装置を口にいれたりすることもなく、歯を回復することができます。
また、インプラントはチタンを用いており、顎の骨としっかり結合するので、動くこともなく、しっかりとかみしめられる歯を得られるのがインプラント治療です。

しかし、欠点もあります。
骨に直接人工の歯の根を植え込むので、骨の固さや量により処置が難しくなります。
場合によっては、骨を作る手術を行ってからインプラント処置をしなければならないこともあります。
下顎の骨の中には大きな神経走っており、骨がうすい場合は、神経とインプラントが触れてしまい、シビレがでる可能性があります。また、上顎の骨の下には大きな空洞があり、骨がうすかったら、それにインプラントが突き抜ける可能性があります。そのような場合は、処置をあきらめなければなりません。
インプラントの手術をして、インプラント本体と骨がくっつくまで数カ月かかります。ですから、手術がおわってから最終的な被せ物ができるまで半年以上かかる場合もあります。
また、失った歯の数により、インプラントよりも入れ歯が向いている場合もあります。
レントゲン写真をみて診断し、説明した上で患者様のご希望に添える処置をしていきたと思います。

写真ハイミセス当院は、昭和50年代、インプラントがまだ一般的でない時から導入しており、ハイミセスという婦人雑誌(現在廃刊)の、昭和62年の3月号に、インプラント治療が受けられる医院として、当医院が紹介されました。(当時はバイオセラムインプラントというインプラントを用いていましたが、現在は違う術式で行なっております。)



※P.170に岡崎歯科医院が掲載されております。

写真当院の歯科医師、岡崎正は、(社)日本口腔インプラント学会元評議委員、滋賀口腔インプラント学術研究会会長、日本口腔インプラント学会近畿北陸支部元理事で、インプラントには積極的に取り組んでおります。



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